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- 2020.02.28 Friday
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残念ながらJUGEMさん、繁体字弱いようです...
「嘎拉賀」がタイトルでは文字化けします...
はい、気を取り直して。
このブログは尊敬する温泉逍遥先輩に弟子入りを志願し、
快諾(!?)していただいた記念として残しておきます。
台湾は桃園市の山奥、嘎拉賀温泉へのアクセスは...
ダブルレインボーに興奮している場合ではありません。
夏の山には、獣、蜂、蛇、突然の雨、増水した川、危険がたくさん。
駐車場から温泉までは少ないながらも案内があります。
途中けもの道のような箇所もありますが外れることはないかと思います。
駐車場から温泉まではひたすら下り坂、下り階段、30〜40分ほど続きます。
はじめは舗装されている道ですが...
こんなに長く続く階段や...
木と木をロープで結んだだけの簡易手すりを握って進むところ。
わたしも友人たちもビーチサンダルで滑らず行けました。
こんな崖っぷちの細い道も...
台湾姐姐、勇敢にも先頭を行ってくれました!
最後の難関はこのぐにゃりとした鉄のはしご。
小雨と森のミストで濡れているので注意が必要。
このはしごを降りると目の前には川、足元にはロープ(笑)
ここに来る言いだしっぺのわたしがまず行きます。
ロープを体に巻きつけて、友人たちがいるから安心です。
わたしはここでキャニオニング用のシューズに履き替えています。
はだしで行くにも、ビーサンのまま行くにも危険でお勧めできません。
すれ違った台湾カップルが「増水して怖かったよ、気をつけて!」と言っていました。
168cmのわたしも腰まで浸かると水圧をもろに感じます。
写真右手が若干浅瀬だったので右に右に大きくまわりこもうとしても、
水圧に負けてそれほど浅瀬の方に行けなかったなと写真を見て思います。
向こうに着くと、ロープ、いえ、ここからは命綱と呼びましょう。
命綱を流されないように大きな岩のに引っ掛けます。
この上の写真覚えておいてください。
大きな岩の手前で急に流れが速くなっていますよね。
向こうに渡ってしまえば数十メートルで夢の滝壺湯船!
この上の写真も、大きな岩で狭まった川の激流ぶりがわかりますね。
さて、入浴!のはずですが、ここから先の写真がありません(笑)
感動の入浴タイムを終え、朋友たちにバトンを渡すため戻ろうとしました。
大きな岩のところで再び体に命綱を巻きつけ、朋友たちもスタンバってくれました。
喜び絶頂、大興奮でにやけまくったアホ全開なわたしは、
あろうことか浅瀬の方に向かわずに足を踏み入れました。
すぐに腰まで浸かり、あっいけない!!!浅瀬に行かなきゃ!!!
そう思った瞬間、ひゅるりと流れに飲まれ、あの大きな岩にしがみつく形に。
両手を2時と10時の方向に伸ばし指の腹で岩を捉えます。
川底には右足しかついておらず、左足は激流とともにガンガン岩に打ち付けられました。
後ろで「助けに行くから、待ってて、頑張って!」叫ぶ声がします。
なぜかわたしは「No!」と言って断ったように覚えています。
自力でよじ登るか、いっそ手足を引っ込めて流されて、、、
数十メートル先に静かな水面が確認できたので、そこまで行けないだろうかと。
「ロープを放して」って中国語でなんて言うんだろう...
よじ登ってみよう...右足離すと完全に体持ってかれる...
何分経ったかな...水冷たいな...体冷えてきて力も入らない...
やはり、流されてあそこまで行くしかないなと腹を決めたとき、
わたしの両手の間に足が見えました。友人の恋人です。
友人がずっと後ろで叫んでいます。聞こえていました。
ときどき日本語で「だいじょうぶ、がんばって」とも。
友人の恋人はいびつな岩の上でどうしたもんか瞬時に判断し、岩の上に寝そべりました。
そしてわたしの両腕とクロスする形で固定し、英語で、3、2、1とカウントダウン。
ファイト一発のCMみたいや...
引き上げられながら、泣きながら思ったことは、こんなことでした。
岩の上に打ち上げられたとどのような状態で泣きました。
その後はさらに川上の浅瀬まで行き、元の場所に戻りました。
友人は大泣きしながらわたしを抱き寄せてさらに泣きました。
友人は国際線のCAで普段はメイクも髪もばっちりキメたかっこいい女性です。
彼女の手も爪も、ロープを必死で握り続けていたため真っ黒になっていました。
わたしの身勝手のせいで、大切な二人の命まで危険にさらした。
彼らの親御さん、きょうだい、友人知人を悲しませたかもしれない。
深く反省しました。
同じ目に遭ってほしくないので、
恥を承知で書きました。
【後日談】
5月29日は姐姐の誕生日。
おめでとうわたしの命の恩人。
そうメッセージを送りました。
すると「求婚されたなう」
姐姐の指に指輪をはめようとしている彼の写真。
素敵なツーショットが送られてきました。
泣きましたわたし(笑)